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2023/12/01

大山小学校の統廃合について

私は、白岡の子どもたちのことを常に第一に考え、これまで議員として、そして、市長として市政に取り組んできました。こうした私の政治信条から、「今の大山小学校をこのままにしてはおけない。」という強い想いを抱いています。

そこで私は、令和7年3月をもって大山小学校を統廃合する議案を市議会12月定例会に提出しました。議案の提出にあたり、大山地域の皆様に宛てて、私の考えをお伝えする手紙を書きました。

大山地域の皆様へ

拝啓 初冬の候、皆様におかれてはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。

日頃より、白岡市政の推進に対して、ご理解、ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。 約10年前、大山小の児童数が100人を割り込み、私は当時、議員として「このままで大丈夫なのか。」と思ったことを覚えています。そして4年ほど前には、児童数の減少を食い止めるため小規模特認校制度を取り入れるなどの話が出されました。今思えば、議会での議論にもっと積極的に関わるべきだったと大変後悔しています。

その後、多くの市民の皆様の大きなご支援をいただき、第4代白岡市長に就任させていただきました。市長になり、私は大山小の実情に触れ、衝撃を受けるとともに強い危機感を抱きました。今年の児童数はついに54人。2年生は女の子だけの6人です。来年以降、新1年生は4、5人という状況が続き、4年後には、新入生がいなくなってしまいます。 「このままではいけない。1日も早くどうにかしなければ。」というのが、今の私の率直な気持ちです。

保護者の皆様にご意向を伺ったところ、おおむね7割の方から「統廃合を受け入れる」 との回答が寄せられました。そこで、必要な準備期間や保護者の負担軽減などを考え、令和7年3月をもって大山小を統廃合するという議案を、これから開かれる12月議会に提出することを決めました。

「あまりにも急ぎすぎではないか。」とのご意見も頂載しています。そう思われる方が多いことも理解できます。しかし私は、市長として大山小の子どもたちをこのままにしてはおけないのです。

私たちを取り巻く人口減少、少子高齢化という難局を乗り越え、大山地域の活性化に向けた取り組みにも、今までに増して力を入れてまいります。そのためには、皆様のご理解、ご協力が必要不可欠です。大山地域の明るい未来のために、ともに力を合わせて取り組んでまいりましょう。よろしくお願いいたします。

結びに、皆様のますますのご健勝とさらなるご活躍をご祈念申し上げます。 敬具

令和5年11月27日

白岡市長  藤井 栄一郎

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