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動き出したプロジェクトの今後の見通し

都市計画道路白岡宮代線の整備
白岡駅東口から県道春日部菖蒲線までの区間については、白岡駅東口線と白岡宮代線がつながることで、市内の東側区域にお住まいの方の利便性の向上に大きく寄与するものです。この路線の整備で最も困難とされていた東北自動車道上空の橋桁架け工事も、昨年10月、多くの皆様が見守る中、完了することができました。
周辺の地盤から湧水が出るなど、想定していない事案が発生することもありましたが、対策工事を行い、先月19日から今月中旬までの期間で残りの橋桁を架ける工事を行っています。引き続き、令和7年度中の開通を目指して、残りの工事を安全かつ急ピッチで進めていきます。
また、白岡駅東口線については、接続先となる白岡駅東口駅前広場の整備と併せて、令和8年度の整備完了を目指しているところです。今後の白岡市の発展につながるよう、駅までのアクセス道路整備の早期完成を目指して、この事業をスピード感をもって進めていきます。
イチゴノオカプロジェクト
株式会社サラダボウルに確認したところ、事業用地の最北端に位置する約1.7ヘクタールの農地に、イチゴの高度環境制御型ハウスを約0.5ヘクタール整備する予定とのことです。このたび、施工業者が決定し、令和7年2月末の完成に向けて工事に着手したと伺っています。
このハウスが完成する来年の春以降には、イチゴの通年栽培が試験的に開始される予定です。また、ハウスの外側においては、梨など、地域と調和した品目の栽培を検討されているとも伺っています。
この世界最大級のイチゴノオカプロジェクトでは、土地改良事業を実施中の事業地を含め、残り2カ所の区域でハウスが整備されます。また、地域の農業者と連携した直売・加工・飲食事業の展開や、地域のレストラン、スイーツ店などと連携したダイニング、シェアキッチン事業の展開なども予定されています。
完了まで数年を要する見込みですが、完了後には、300人以上の雇用が創出されるとお聞きしています。私としては、このプロジェクトを契機として、埼玉県内はもとより、将来的には、全世界から交流人口100万人を呼び込むことを目指して、市のさらなる発展に取り組んでいきます。
白岡中央総合病院の新築移転
市長就任直後、私は、市内唯一の総合病院が、市外への移転検討を含め、新しい病院建設の計画をしていることを伺いました。私は、これは何とかしないといけないと考え、就任早々に病院や関連グループに直接交渉するとともに、令和3年4月には、庁内に専門の部署を新設し、対応してきました。
この交渉が実り、令和3年7月に「白岡中央総合病院の移転開設及び運営等に関する覚書」、同年8月に「白岡中央総合病院の移転開設及び運営等に関する協定書」を締結し、市内で新築移転する運びとなりました。
関係機関との協議や測量設計を進めながら、多くの方々から本事業への御理解をいただき、事業用地の確保に御協力をいただきました。現在は、年度末の整備を目指して周辺の道路整備を実施しています。
また、白岡中央総合病院では、新病院の建設に必要な開発行為と農地転用の手続きが、今年8月15日に完了し、現在、着工に向けた調整を行いながら、建設経費のコストを下げる検討も実施しているとお聞きしています。
完成時期については、工事着工後、約2年の期間を見込んでいると伺っています。なお、白岡駅から病院までの通院者の徒歩での移動ルートですが、将来的には、都市計画道路白岡駅西口線の歩道を利用していただきたいと考えています。
加えて、既存の市道部分については、歩行者が安全に利用できるように路面標示等を行っていきます。今後においても、駅から病院までの歩行者ネットワークが形成できるよう工夫をしていきたいと考えています。私としては、交通事業者や白岡中央総合病院などの関係機関と引き続き調整を図り、多くの利用者が安全に病院を利用できるようにしていきたいと考えています。
白岡中央総合病院は、安全で確実な分かりやすい医療を理念に掲げ、医療、介護、福祉、予防医療を通じ、この白岡の地域に貢献する病院を目指しておられます。本病院は、市民の皆様の生活に直結する施設であると認識しています。一日も早い完成に向けて、新病院への移転に引き続き協力していきます。